読み書き困難指導・支援講座 ~子どもの味方の「教え方」~
ディスレクシアについて学ぶ意義
人口の10%いると言われるディスレクシアをはじめとする読み書きの困難を持つ児童生徒への指導と支援について日本で初めての講座です。
障害を持つ児童生徒の理解については教員免許を取得する際の必須単位になりました。ただ、広く障害全般についての内容となるので、教育の基本である読み書きの困難さを持つ児童生徒の理解と支援、指導について体系的に受けられる講座は大変少ないです。eラーニングであるため、世界中どこからも自分のペースで体系的に学べます。
一人でも多くのディスレクシアの児童生徒が適切な対応をされて、本来の力を発揮できるよう、先生方の一助となれることができたら幸いです。
講座の目的
読み書きの困難を見せる児童生徒の割合は日本語で5%から8%と言われており、困難さが顕著に出る英語圏では10%から20%と言われています。ディスレクシアだけではなく読み書きの困難が見られる児童生徒への指導や支援について理解と実践が求められています。このコースを通して読み書きの指導や支援に自信を持ってもらいたいと思います。
講座の意味
教員を目指す方、教員の方は障害の理解の知識を持つことが必須となります。ディスレクシアは障害の中でも触れられることが少ないですが、教育に関しては全ての教員が読み書きの困難に気づき、通常学級の中でできる支援についての知識と実践に必要な情報が得られます。
講座の内容
【日本語の】読み書き困難指導・支援講座
講座概要
読み書きに困難をみせるこどもたちへの理解と支援方法を学ぶeラーニング講座です。
指導にあたっての心構え、読み書き困難の背景や気づきの視点、ICTの活用、アセスメントなどを体系的に学び、こども一人ひとりに合った支援を考える力を養います。
学習形式
eラーニング形式
講座構成
イントロダクション
全6講座
フォローアップセミナー「読み書き支援ラボ」
講座一覧表
講師
イントロダクション
竹田契一
大阪医科薬科大学LDセンター顧問
現在はLD・Dyslexiaを中心に発達障害の教育的支援
米国Asbury大学、Pittsburgh大学大学院、Michigan大学大学院にて言語病理学を学ぶ、1965年帰国後 慶応義塾大学医学部医学研究科修了(MD授与)
脳損傷後のスピーチリハビリテーション、小児へのインリアルアプローチを専門とする。
その後、大阪教育大学障害児教育講座教授、大阪医科大学小児科客員教授などを経て現在大阪医科大学LDセンター顧問、現在はLD・Dyslexiaを中心に発達障害の教育的支援また2018年まで一般財団法人特別支援教育士資格認定協会理事長。
京都府、京都市、兵庫県、神戸市の特別支援教育専門委員などを歴任。
第1章 宇野 彰
博士(医学)。言語聴覚士。
専門は発達認知神経心理学と認知神経心理学的リハビリテーション。
職歴としては、音楽プロモーター、江戸川病院リハビリテーション科科長代行兼言語室長、国立精神神経センター精神保健研究所治療研究室長、カリフォルニア大学デイビス校神経内科学教室客員研究員、筑波大学人間系教授を経て、現在NPO法人LD・Dyslexiaセンター理事長。発達性ディスレクシア研究会理事長。コネティカット州で行われたInternational
Dyslexia Association2018の国際年次大会ではシンポジストを務めた。
第2章 安藤 壽子
博士(教育学)
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了
元お茶の水女子大学教授/SENS-SV SENS神奈川支部会会長
専門はLD(学習障害)、読み書き障害の指導・支援。
平成27・28年度文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会委員、横浜市教育ビジョン懇談会・教育課程委員会委員等を歴任。ELC:Easy Literacy
Check読み書き困難児のための音読・音韻処理能力簡易スクリーニング検査(図書文化,2016)の開発に携わる。
第3章 上條 大志
小田原市立足柄小学校総括教諭(動画作成時)
神奈川県生まれ。教育学修士、特別支援教育士。星槎大学客員研究員。平成27年度神奈川県優秀授業実践教員。日本LD学会、日本授業UD学会会員。
主な研究分野は、特別支援教育の考え方を活かした学級づくり、授業づくり。
単著として、「つながりをつくる10のしかけ」(東洋館出版社)、分担執筆として、「個別最適な学び×協働的な学びを実現する学級経営365日のユニバーサルデザイン」(明治図書)、「これで書ける!サクサク作文サポート」(東洋館出版社)、「授業のユニバーサルデザインと合理的配慮」(金子書房)など。
第4章 高松 崇
京都市教育委員会 総合育成支援課 ICT専門主事
1986年 関西大学経済学部卒業その後、20年間企業にて経理、財務、システム部門で勤務
第3子に18番テトラソミーという染色体異常の障害児が生まれたことを機に独立
2013年より 京都府宇治支援学校SSC(スーパーサポートセンター)京都府特別支援教育専門家チームまた、2011年に NPO法人支援機器普及促進協会を設立
2016年より 京都市教育委員会 総合育成支援課 ICT専門主事
デジタル庁 デジタル推進委員
ICTアクセシビリティアドバイザー認定 Basicレベル
第5章 安部 雅昭
星槎国際高等学校副校長 星槎大学特任准教授 (学校心理士)
主な臨床分野は不登校及び発達障害児者への心理支援及び教育環境整備について実践している。東日本大震災直後より福島県相馬・南相馬市の中学校のスクールカウンセラーとして学校を支援。(現在も継続)また、東京都の巡回相談心理士や浦安市教育委員会まなびサポートチームのスーパーバイザーとして、子どもにあった教育環境つくりを行っている。
第6章 河野 俊寛
博士(学術),公認心理師,言語聴覚士。
東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻修了。
専門は,子どもの書字の発達研究,文字の読み書きやコミュニケーションに困難がある子どもを対象としたテクノロジーを活用した補助代替支援臨床。
獣医師,中学校教員,特別支援学校教員,東京大学研究員,金沢星稜大学教授,北陸大学教授などを経て現在は東京農工大学客員教授。
開発した検査に,「小中学生の読み書きの理解(URAWSSⅡ)」,「中学生の英単語の読み書きの理解(URAWSS-English)」がある。
社会に適応しにくい子どもたちが,あるがままではなく,しかし,自身のユニークさを損なわずに社会生活を送れることをめざした支援研究・臨床を行っている。
学習時間
約7時間
受講料
15,000 円(税別)
受講料割引
割引を希望される方は、以下のご案内を必ずご確認ください。
【eラーニング講座の割引制度について(PDF)】
(※クリックすると別ウィンドウで開きます)
修了認定
受講後に修了課題を提出する。
講座担当が内容を確認し、要件を満たしている場合、修了証(PDF形式)を発行。
講座テキスト
『子どもの味方の「教え方」~気づいてほしい読み書きの困難~』
価格:2,800円(税別)
『読み書き困難指導・支援講座』の2講座(日本語・英語)の講義内容をテキスト化!
講座修了生の83.6%が購入し「役に立った」と回答
eラーニング『読み書き困難指導・支援講座』のエッセンスを凝縮
読み書きの困難に気づき、支援するための基本的な考え方と実践例を掲載
各章に理解度チェックテスト付き
学習支援や教室での指導に活用できる内容で構成
2025年8月1日(金)~テキストがリニューアルされます!
書籍のご注文はこちら
参加者の声
闇雲に、手探りだった視点や方法に根拠づけができるようになりました。 (40代・言語聴覚士)
診断名が分かっても、具体的にどのように支援したらよいのか、親も学校も手探りでした。どのような例があるのか、アプリ名や補助具の写真など、具体的に知れたことがとても役立ちました。 (40代・保護者)
具体的な指導方法について、学校全体での取り組み方法、インクルーシブ教育や合理的配慮について、英語学習困難な生徒の理解と指導方法について等、多くの学びがあり満足している。 (50代・特別支援学校・高等学校教員)
読み書き障害の具体的なイメージがつかめてよかったです (50代・医療関係・精神科)
全体像から、支援の具体まで、網羅的に学ぶことができ、実際の支援に生かせると感じた。
(40代・小学校教員)
娘への理解が深まった (40代・児童発達支援センター職員・保護者)
申し込み方法
Peatixよりお申込み下さい。
【日本語の】次期コースのご案内
申込期間:
2025年7月1日(火)~8月31日(日)
受講期間:
2025年7月1日(火)~9月30日(火)
【英語の】読み書き困難指導・支援講座
講座概要
英語の読み書きにつまずくこどもたちへの支援方法を学ぶeラーニング講座です。
英語特有の音と文字の関係や、日本語との違い、フォニックス指導、音韻認識の育て方など、基礎から丁寧に解説します。
読み書きに困難をみせるこどもたちの困難にどう気づき、どう支援するかを具体的に学びます。
学習形式
eラーニング形式
講座構成
講座一覧表
講師
イントロダクション
藤堂 栄子
認定NPO法人エッジ 会長
1953年横浜生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、星槎大学大学院教育学修士課程修了教育学修士。
日本におけるディスレクシア支援の草分け的存在として、NPO法人エッジを設立し、以降現在まで会長を務める。
日本発達障害ネットワーク(JDDnet)理事・副理事長、文部科学省「特別支援教育ネットワーク推進委員会」、厚生労働省「社会保障審議会障害者部会」など国の関係委員を歴任。
ディスレクシアに関する著書・論文・記事を多数執筆。現在も時事通信社「内外教育」にて「ディスレクシアへの合理的な配慮」連載中。
第1章 小野村 哲
特定非営利活動法人リヴォルヴ学校教育研究所理事長
NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所
理事長・ライズぷらす教材開発責任者・元つくば市教育委員。公立中学校に英語教諭として勤務、茨城県教育研修センター教育研究講座講師等を歴任の後、39歳で退職。(むすびつくば)ライズ学園を立ち上げ、不登校や学習につまずきがちな子どもたちの支援にあたる。
第2章 山下 桂世子
英国Ashbrook School 役職HLTA(High Level Teaching
Assistant)
ジョリーフォニックス・ジョリーラーニング公認トレーナー
ノッティンガム大学教育学部特別支援教育修士
愛知県岡崎市で小学校勤務後、渡英。プリスクール、Ethnic Minority Achievement Support Service を経て、イギリス公立小学校で Language
Assistant、特別支援学級マネージャーを経て、現職。
英語教育ユニバーサルデザイン研究学会理事
多感覚を用いたシンセティック・フォニックスにおける読み書きを日本に紹介。
自治体で英語の音と文字の指導研修多数。
学習時間
約3時間
受講料
7,500 円(税別)
受講料割引
割引を希望される方は、以下のご案内を必ずご確認ください。
【eラーニング講座の割引制度について(PDF)】
(※クリックすると別ウィンドウで開きます)
修了認定
受講後に修了課題を提出する。
講座担当が内容を確認し、要件を満たしている場合、修了証(PDF形式)を発行。
講座テキスト
『子どもの味方の「教え方」~気づいてほしい読み書きの困難~』
価格:2,800円(税別)
『読み書き困難指導・支援講座』の2講座(日本語・英語)の講義内容をテキスト化!
eラーニング『読み書き困難指導・支援講座』のエッセンスを凝縮
読み書きの困難に気づき、支援するための基本的な考え方と実践例を掲載
各章に理解度チェックテスト付き
学習支援や教室での指導に活用できる内容で構成
2025年8月1日(金)~ 英語コースが同テキストに掲載されます!
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申し込み方法
Peatixよりお申込み下さい。
【英語の】次期コースのご案内
申込期間:
2025年7月23日(火)~12月18日(木)
受講期間:
2025年8月1日(火)~2026年1月12日(月・祝)
注意事項
受講には誓約書 への同意が必要です。
受講のための、パソコン・タブレット等の通信機器、及び、イヤホン等の周辺機器の準備はご自身でお願い致します。
講座の性質上、キャンセル(お申込み決済後の返金)はできませんのでご了承下さい。
お問い合わせ
認定NPO法人エッジ
読み書き困難指導・支援講座担当
yomikaki@npo-edge.jp
平日 15~18時 ※土・日・祝日はお休みを頂いております