ディスレクシアとは

ディスレクシアとは、知的に問題はないものの読み書きの能力に著しい困難を持つ症状を言います。
充分な教育の機会があり、視覚・聴覚の器官の異常が無いにも関わらず症状が現れた場合に称します。

一般的な特徴


  • 読み書きの困難があります
  • 日本でも人口の5%から8%はいます。欧米では10%から15%と言われています。
  • ぜんぜん読めないのではなく、正確さと流暢さに問題があります
  • LD(learning disabilities-学習障害)というよりは(learning difference, difficulties)とエッジでは捉えています
  • 音と記号である文字をつなげる能力(音韻認識)が弱いです。
  • 記号である文字の形や構成している部分を正しく認識できません。
  • ディス(dys)はギリシャ語の「困難」「欠如」という意味、lexiaは「読む」という意味です。
  • 脳科学、DNA分析などで解明されてきていることもあります

例えば

ディスレクシアの人の見え方はさまざまです。本人たちに言わせると文字が躍る、動く、かすれるなどと表現します。
  • 一例として下図のように感じられます。

    通常の見え方

    ディスレクシアの感じ方


  • 文字が上空から見た摩天楼のように目に刺さってくる。近づいた文字が遠くの文字を隠し、行も違う行に移行してしまう。色のシートを使うことで平屋になる、つまり落ち着くそうです。
  • 文字が躍る、動く、ねじれることでどこにどの文字があるかわからない。書き写そうとすると、どの文字のどこを写していたかわからなくなってしまう。


解決方法の例

  • 見やすいフォント(丸ゴシックなど)、見やすいサイズ(12ポイント-弱視用だとしばしば大きすぎる)、行間を充分に空けるなどの工夫
  • 漢字については、文字を一つずつ見せる、または4文字熟語であれば4文字熟語ごと
  • 行ごとに隠して窓を作ってみせる。
  • 色つきの透明フィルターでカバーする
  • 音声で聞かせて意味を取る
  • AT(補助的な機材を使用する
その他いろいろとあり、個人にとって最適な方法を模索します。


アセスメント

  • 読み書きについては正確には小学校4年生くらいにならないと日本語のディスレクシアははっきりとわからないことがあります
  • 中学校で英語の読み書きが入ってくると途端に困難を示す場合があります
  • 発達障害教育支援センターのページにあるようにWISC、K-ABCなどの心理検査でも傾向と対応方法がわかります

合理的配慮

  • 見やすいフォント(丸ゴシックなど)、見やすいサイズ(12ポイント程度、弱視用だとしばしば大きすぎる)、行間を充分に空けるなどの工夫
  • 色のシート、枠を設ける
  • 音声で補助する
  • 特別支援教育支援員の活用
  • 静かな環境
  • 試験では時間延長を行ったりします。